リグロスを使う歯周病の研修会に参加しました
Posted on: 2017年7月30日, by : 太山寺歯科医院

今日は午前10時から愛媛県歯科医師会開催の講演会に参加してきました。

 

保険導入されたFGF-2製剤による新規歯周組織再生療法

ーリグロス歯科用液キットの有効性―

20170730 県歯セミナー

 

何やら難しそうなタイトルですが、簡単にいうと歯周病が原因で溶けた骨や歯の周りの組織を

再生する治療法の研修です。

えっ、そんなこと可能なの!? と思われた方、可能なんです。

再生療法とは近年流行りの分野ですが、歯科では比較的“再生”の研究が進んでいるんです。

 

歯周病の治療には大きく2つの流れがあります。

歯周基本治療』と『歯周外科治療』の2つです。

『歯周基本治療』は原因であるプラーク(歯垢)やそれが固まった歯石を取り除きます。

それにより歯ぐきの炎症を改善するのが目的です。

『歯周外科治療』は歯周基本治療だけでは充分に改善が認められず、深い歯周ポケットや

歯を支える骨(歯槽骨)が溶けたりしている場合に行われる手術です。

 

歯周病で歯を支える骨(歯槽骨)や歯と骨をつなぐ繊維状組織(歯根膜)や歯ぐき(歯肉)などを

再生させる治療法にもいろいろあります。

以前からGTR法といって膜状の製剤やエムドゲインという製剤などを使って再生治療が行われてきました。

ただし治療が面倒であったり効果がもうひとつだったりすること、保険治療でカバーできないものがあったりなどの理由で

なかなか普及が難しいところもありました。

 

今回のリグロスは保険適応であることや治療のやり方が比較的簡単なこと、効果が長続きするなどから今後普及が進むと思われます。

 

ただし、歯周病治療は簡単に済むものではありません。歯周基本治療をしっかりと行うことが大切であり

日常のお口のケアや体調管理などご自分で意識を持って日々取り組むことが必要です。

間違っても“おまかせ”で済むものではありませんし、いきなり手術を行うものではありません。

それからグラグラになるまで骨が溶けたような重度の歯周病の歯が簡単に回復するような魔法の治療法でもありません。

 

それでもきちんと歯周病の治療に取り組む方には一つの救いにはなると思います。

悪くなる前に治療に取り組み、またメンテナンスで状態の維持に努めましょう。

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自分は大丈夫という方、歯周病は30代の8割が抱える国民病です。

甘く見てはいけませんよ!

お口のことで気になることがあるという方、

早めにお近くの歯医者さんでしっかりチェックしてもらってくださいね。

 

 

 

 

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